家族が認知症になった時の対処法

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認知症にはさまざまな種類がありますが、なかでも発症率が高いのが「アルツハイマー型認知症」です。アルツハイマー型認知症は、高齢者のみならず、若い方が発症することも少なくありません。

もしご家族や自分自身がアルツハイマー型認知症になったときに、その症状にいち早く気づき、正しい対応ができるようになるために、原因や主な症状に関して理解を深めておきましょう。

 

<アルツハイマー型認知症の症状>

記憶障害

記憶障害とは、新しいことを覚えられない、覚えたことをすぐに忘れてしまう、過去の体験を忘れてしまうなどの症状で、いわゆる物忘れの症状です。

判断能力の低下

アルツハイマー型認知症になると、判断能力が低下してしまいます。判断能力が低下することによって、自分自身の状況に応じた適切な行動が取れなくなってしまいます。

見当識障害

見当識とは、日付や時刻、状況、周囲の人物などを総合的に判断し、自分の置かれている状況を理解する能力のことです。

その他の周辺症状

アルツハイマー型認知症では、記憶障害や判断能力の低下の他にも、周辺症状という症状が見られることがあります。

<アルツハイマー型認知症の方への対応>

アルツハイマー型認知症を知ることから

アルツハイマー型認知症についての知識がないと、介護をしていて大変に感じることが多いです。また、対応の仕方が間違っていると、信頼関係が築けず、介護拒否という状況を招いてしまう可能性があります。

強く指摘や否定をしない

アルツハイマー型認知症を発症してしまうと、記憶力や判断力が低下してしまいます。しかし、羞恥心やプライドは今までどおり持ち続けています。
そのため、本人の言動に対して強く指摘したり、否定したりしないようにしましょう。

生活習慣・環境などを整える

アルツハイマー型認知症の方が安心して生活できるように、生活習慣や環境を整えるようにしましょう。住環境を整備すると、本人もご家族もリラックスして過ごせるようになります。

カレンダーやメモを活用する

カレンダーやメモを活用して、大事な予定や約束、忘れてはならない事柄などを本人が確認できる状態にしておくとよいです。

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<アルツハイマー型認知症を予防するためには>

アルツハイマー型認知症を予防する具体的な手段としては、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、禁煙、節酒、知的活動などが挙げられます。認知症は年齢を問わず発症する病気のひとつです。これまでどおりの生活を続けるためにも、誰もが認知症の予防に繋がる習慣を取り入れることをおすすめします。

 

<最後に>

認知症は、早期発見によって早めの治療を開始すれば、進行を効果的に遅らせることにつながり、自立した生活をより長く続けられる可能性があります。そのため、少しでも認知症の疑いがあれば、なるべく早く検査を受けるようにしましょう。

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