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関節リウマチを発症する原因はまだ明らかになっていませんが、さまざまな研究を通して、いくつかの要因が指摘されています。今回は、関節リウマチの主な症状、日常生活にどんな影響があるのかを書いていきます。
<リウマチとは>
関節リウマチは、関節の炎症が続くことで軟骨や骨が破壊され、関節が変形したり、関節機能に障害が起こったりする病気です。関節が一度破壊されてしまうと、もとの状態に戻るのはむずかしいといわれているため、小さな症状でも見逃さないようにすることが大切です。
<リウマチの原因>
関節リウマチは自己免疫疾患のひとつであると考えられています。自己免疫疾患は、からだを異物から守るための免疫システムに異常が生じ、間違って自分のからだを敵とみなして攻撃することでさまざまな症状が引き起こされる病気です。関節リウマチでは、関節に炎症が起こることで痛みや倦怠感のほか、こわばりなどの全身にわたる症状が現れます。
<リウマチの症状>
初期の段階では、朝のこわばり、関節の腫れや痛みが現れます。症状は左右対称に出ることが多く、腫れている部位がブヨブヨしていてやわらかいのも特徴です。症状が進行すると、関節が変形して動かせる範囲が制限されることもあります。また、関節の症状だけでなく、倦怠感や疲労感、微熱、体重の減少、貧血といった症状が見られる場合もあります。
<日常生活への影響>
関節リウマチになると、手や足だけでなく全身に不調が現れることがあります。次のような症状がないかチェックしてみましょう。
□ 朝目覚めると手がこわばっている。
□ 食事や洗顔などの日常の動作をスムーズに行えない。
□ 関節が痛くて眠れない。
□ 関節が腫れてブヨブヨしている。
□ 重い物を持つと関節が痛む。
□ 階段の上り下りで痛みが出る。
□ ビンのふたやドアノブを回すのがつらい。
□ だるくて力が入らない。
□ からだが鉛のように重い。
□ 眠気がして横になっていたい。
気になることがあれば、早めにリウマチ専門医に相談しましょう。
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<リウマチの基礎療法>
関節リウマチになると、体への影響が気になって運動不足になる場合もあるでしょう。適正な体重を保って関節への負担を減らすために、栄養バランスのとれた食事を規則正しくとり、適度に体を動かすことが大切です。ウォーキングを習慣づけたり、曲げ伸ばしのストレッチなどで、関節が固まるのを防いだりするのもおすすめです。また、質のよい睡眠を十分にとることも大切な習慣のひとつ。足湯ならからだの芯から温まるので、症状が少しラクになったように感じられるかもしれません。
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