自律神経の状態は、私たちの体調に大きく影響します。自律神経が乱れると体調も不安定になり、心と体のバランスも崩れがちです。そうなる前にセルフケアで、自律神経を整えていきましょう。
自律神経とは?
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれています。
この2つはそれぞれ反対の働きをもっていて、交感神経は主に体を活発に動かす時に、一方、副交感神経は主に体を休める時に働きます。交感神経と副交感神経は、互いにバランスを取り合って、体を調節しています。
自律神経が乱れる原因
自律神経の乱れを引き起こす原因には様々なものがありますが、中でも「ストレス」と「生活習慣の乱れ」が大きく影響しているといわれます。
ストレスが加わると、まずは交感神経が刺激され、体が活発に動く状態が続きます。通常はその後、適当なタイミングで副交感神経に切り替わり、体が休まっていきますが、強いストレスにさらされた状態が続くと、副交感神経への切り替わりがうまくできなくなり、自律神経に乱れが生じてしまいます。
生活リズムから整えよう
朝日を浴びて体内時計をリセット
体内時計のリズムは約24時間で刻まれていて、これが乱れると夜眠れなくなったり、朝起きられなくなったりしてしまいます。乱れた体内時計は、朝日を浴びることでリセットされます。
手軽なストレッチで筋肉をほぐす
血流が悪くなることも自律神経に影響を与えます。
ストレッチをして筋肉をほぐしたり、血流をよくしたりするのも自律神経を整えるのに効果的です。
【肩のストレッチ】
片方の腕を伸ばし、もう片方の腕で肘を押さえ、ゆっくり腕を胸に引きつけていく。
【首のストレッチ】
肩の力を抜いてリラックスし、右手を頭の左側に回し、ゆっくり右真横に引き寄せる。反対側も同様に行う。
ぬるめのお風呂に浸かる
湯船に浸かってリラックスすることも、自律神経を整えるのに役立ちます。「眠れない」といった睡眠の悩みを抱えている方は、リラックス効果のあるアロマやハーブを使うと副交感神経が優位になり、眠りにつきやすくなります。
「香り」を生活の中に活かしてリラックス
入浴中だけでなく、生活の中に香りを取り入れるのもストレス解消に効果的です。
ハーブティーやアロマを使い、心を落ち着けていきましょう。
寝る前にはスマホを見ない
スマホやパソコンの画面から出るブルーライトは、目に見える光の波長の中で体内時計を遅らせる効果が最も強い光だといわれています。寝る直前までスマホを見ていると睡眠の妨げになる可能性があるため、寝る前には見ないようにすることが大切です。
終わりに
(イメージ画像)
トレスは自分でも気づかないうちにたまってしまうので、ちょっとした気分転換を習慣にするなどしてメリハリのある生活を送り、忙しくても心と体を整えていきましょう。
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